NEO AGINGby Richard Francis Walker, Ph.D., R.Ph.

12兆の細胞を覚醒させる
若がえりの最先端医学
ネオエイジング

肥満にともなう
セルライト対策

発達したセルライト 正常例

セルライトは消すことができる

単なる肥満症状の一つに「セルライト」の沈着があります。

ところが、興味を持って幾つかWebサイトを見てみると、セルライトに関しては意外な解釈をしているケースも多い印象です。例えば「セルライトは一般的なダイエットでは、除去することが困難」といった記述があったり。

しかし、実際のところセルライトも一般の皮下脂肪と比べて、その性質に何ら変わるところはありません。ただ、物理的な変化が加わってしまい、あのようなデコボコとした見た目を与えてしまったのです。

ここでもう少しスペースを割き、セルライトの特徴を解説してみましょう。

発達したセルライト 正常例
脂肪細胞 コラーゲン繊維 血管

セルライトは脂肪の房(ふさ)

一般に、普通の細胞は隣り合わせになった細胞同士がぴったりと結合していて、多少の外力では離れることもありません。ところが、脂肪細胞の多くはその内部の脂肪滴によって丸くふくらみ、隣り合わせの細胞とぴったり結合することもありません。そのため、外力でバラバラにならないよう房のように寄り集まって、周囲を線維芽細胞の分泌するコラーゲン線維のネットがやんわりと包んでいるのです。

ここまでは通常の皮下脂肪の沈着と何ら変わりもありません。しかし、脂肪細胞を包み込んだコラーゲン線維のネットに老化が生じると、架橋(クロスリンク)と呼ばれる特有の変化も現れ始めます。するとコラーゲン線維の柔軟性は徐々に失われ、次第に伸び縮みしない固い線維に変化してしまうのです。

この時、脂肪細胞の集団が柔軟性を失ったコラーゲン線維のネットに包まれてしまうと、あのような見た目のセルライトができてしまうのです。ふくらんだ脂肪細胞の成長にコラーゲン線維の伸びが追いつかず、そのネットの合間から脂肪細胞が押しだされてしまうからです。

脂肪細胞 コラーゲン繊維 血管
[肥大した脂肪細胞と、老化して硬化したコラーゲン繊維] [正常大の脂肪細胞と柔らかなコラーゲン繊維]

まるで脂肪が網タイツを
履いたセルライト

 もし分かりにくければ太めの脚に、きつめの網タイツを履いたところを想像してみてください。タイツの編み目からは、太ってしまった脚の皮膚が少しずつ顔を出していることでしょう。

まさにそのような現象が、皮下脂肪にも現れていると思えば良いのです。もちろん、そのための対処方法は、前項で解説した肥満の解消方法とまったく同じです。

ただ、その対処にはいくつかの注意点もありました。単に脂肪細胞を燃焼させただけでは、再び太った際にセルライトも再発してしまいます。なぜなら、皮下脂肪にコラーゲン線維を供給していた線維芽細胞が老化したままだと、固くなったコラーゲン線維もそのまま残っている可能性が大きいからです。

そのため、治療を行うにあたっては脂肪を減らすと同時に線維芽細胞の若がえりも念頭に置き、治療期間も少し長め(3ヶ月~6ヶ月)に見込むと良いでしょう。それによって古いコラーゲン線維が新たなコラーゲン線維に置き換われば、セルライトも消失するはずです。

[肥大した脂肪細胞と、老化して硬化したコラーゲン繊維] [正常大の脂肪細胞と柔らかなコラーゲン繊維]