NEO AGINGby Richard Francis Walker, Ph.D., R.Ph.

12兆の細胞を覚醒させる
若がえりの最先端医学
ネオエイジング

歯周病と、
インプラント治療後の対策

[老化による歯茎の変化]

まずは歯周病対策から

エイジングケアの対象として意外に忘れがちなのが、こうした歯を巡る老化トラブルです。

私たちの歯はそれぞれ健全な上あご・下あごの骨(歯槽骨)と、同じく健全な歯肉によって強固に支えられています。しかし、40歳を過ぎる頃になると老化性の変化がこうした部分をむしばみ始めます。なかでも一番深刻なのが、あごの骨の痩せと、それにともなう歯肉の後退です。

これらの現象はまさに老化による成長ホルモン分泌の急速な減少が、あごの骨にもリモデリング不全をもたらした結果です。すると歯のグラつきが歯の周囲への炎症を引きおこし、さらに歯の固定も失ってしまい、支える力もどんどん低下してしまうのです。

こうなると、例え柔らかいものを選んで噛んだにせよ、もはや咀嚼によって生じる痛みとグラつきから逃れることはできません。さらに、そうした炎症の継続は歯槽膿漏(しそうのうろう)へと進み、常に歯ぐきから出る膿(うみ)とその臭いに悩まされてしまうのです。

[老化による歯茎の変化]

意外に少ない、歯科的な対処

おそらくこうした症状の出始めは、誰しも歯科医のブラッシング指導に従って口腔ケアを真剣に取り組むことでしょう。ところが、たいていの場合は無駄な努力に終わってしまいます。結局、その後は歯肉の痛 みと腫れも徐々にひどくなり、歯槽膿漏を経ていずれは抜歯する以外に方法はなくなってしまうのです。

このような状況になった場合、二つの対処方法を考えなくてはなりません。一つ目はいかにしてあごの骨の痩せを防ぐかと言うこと。そして、二つ目は歯を失った場合にその対処をどうするかということでした。

まずはネオエイジング治療を行ってみる

まず一つ目の対処として効果的なのが、成長ホルモンの分泌を向上させることで歯を支えるあごの骨の再生や、若がえりの強化を狙う治療です。

今まで観察した症例では、グラついて痛んでいた歯も治療を始めて3ヵ月ほどすると自然と症状も治まり始めます。さらにそのまま治療を続けると半年ほどで口の中の炎症は消え、歯槽膿漏の症状も消失してしまうケースも多いのです。

その後は固い食べ物だけには注意しつつ、日常の口腔ケア・歯磨きを励行。1年ほど経過するとすっかり症状自体が治っているということも珍しくありません。ぜひ一度、大がかりな歯科治療を始める前に治療を試すことをお薦めします。

[あごの骨(歯槽骨)の変化]

インプラント治療を選んだ場合

二つ目の対処方法が抜歯後に、歯のインプラント治療を選んだ場合の対策です。

ここでもし、通常の歯科治療として義歯(入れ歯)を選んだ場合には、その後の対策は特にありません。老化に伴って進むあごの骨・歯肉の痩せにしたがって、義歯を何度も作り替えれば良いだけです。

しかし、その機能と審美的な外観を重視するなら、最近はやりのインプラント治療を行う以外になかなか良い選択肢もありません。ところが、その治療によって作り出される歯のインプラント部位にも、新たな維持対策が生じてしまうのです。なぜなら、インプラント歯を挿入した局所にも、生来の歯があった時以上に口腔ケアが必要となるからです。

[あごの骨(歯槽骨)の変化]
[インプラントの特徴]

インプラントを行っても、
あごの骨は老いる

歯科インプラントに用いるチタン金属と、あごの骨との間には非常に微妙な骨とのリモデリング環境が作り出されます。しかも、新しく装着したインプラントの長期維持には、常にかなめとなるチタン軸とあごの骨が強固に固定されていることが条件です。

しかし、50歳も過ぎるとインプラントを挿入する歯槽骨(あごの骨)自体も老化して固定が弱まってしまうとインプラントもグラついてすき間から細菌の侵入をくり返すようになります。そしてもし、細菌があごの骨の骨髄まで侵入してしまうと、それによって生じた炎症でチタンと骨の結合(オッセオインテグレーション)も破綻しかねません。

[インプラントの特徴]

◉歯のグラつきと痛みを防ぐ
ネオエイジング治療

そこでそれを防ぐコツがあごの骨のリモデリング強化、すなわち成長ホルモン分泌の向上によってあごの骨の老化を防ぐ治療です。もし、その治療によってあごの骨の若さを維持・回復することができたら、そもそもの症状自体が軽快・消失し、老化による歯槽膿漏を防ぐ、あるいは発症を遅らせることができるでしょう。

ぜひ、3~6ヶ月程度の期間を目安にして治療を検討してみて下さい。